2026/06/30 番町ぐらし

Vol.5  外濠公園お散歩(番町まち案内帖シリーズ)

およそ400年の歴史が紡ぐ豊かな都市景観と散歩路

 

かつて、江戸期には「大番組」と呼ばれる旗本の人たちの屋敷街であった番町。その番町地区をはじめ麹町、九段、富士見など千代田区全体を囲うようにして1636年に完成したのが江戸城外濠でした。かつては城の防衛機能を担っていたお濠も今では桜が咲き誇り、ムクノキなどの樹木で覆われた豊かな緑地景観を形作っています。外濠の円周に沿って外濠公園と呼ばれるお散歩路が作られ、地域の人がウォーキングや犬の散歩、通学路に使っています。豊かな自然環境がそばにあることも番町に住むことの魅力の一つ。今回は外濠公園に焦点を当てて番町での暮らしをご紹介します。

四季折々の景観

桜やムクノキ、イチョウ・紅葉、冬は雪など、番町に住んでいると外濠を通して四季を感じることが度々あります。豊かな自然環境は虫や植物など、多くの生き物の住処になります。虫の鳴き声が夏の訪れを感じさせてくれるなど、五感を通して季節を感じることができるのも外濠の自然のおかげです。

国指定史跡としての趣

外濠は千代田区を囲うように作られています。飯田橋駅にある牛込濠から紀尾井町方面の真田濠まで歩いてみると歴史を語った立て札をいくつか見つけることができます。紀尾井町あたりでは尾張名古屋藩屋敷跡や近江彦根藩井伊家屋敷跡などが見られます。歴史好きにはたまらない環境です。

番町麹町をはじめ、千代田区はオフィス街ばかりのイメージがある方もいらっしゃるかもしれません。あまり知られていない歴史や住環境のすばらしさなど、住んでいるからこそわかる魅力をこのページで今後も発信していきたいと思います。

担当:橋本 樹宜
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